映画鑑賞録「アメリカン・アニマルズ」

こんにちは。 はじめてブログを書きます、技術部のOです。

何を書いても良いらしいので、先日観に行った映画の感想を記そうと思います。

以下、割とネタバレあり〼

映画の題名は「アメリカン・アニマルズ」

米ケンタッキー州の大学生4人組が、大学図書館の特別展示室に所蔵された1200万ドル相当の図録、

「アメリカの鳥類」の強盗事件を起こすまでを描いたクライム映画だ。

この強盗事件は実際に起きた出来事であるが、

冒頭に出てくるセンテンス、「これは事実に基づく話、ではない。これは真実である。」という前置きが、

普通のノンフィクションやドキュメンタリーではないことを予感させる。

普通の映画部分(ドラマパート)に、

犯人の家族・被害者・「事件を起こした犯人当人」が当時を語るドキュメンタリーパートが挿入されながら進んで行くことも、

この映画が普通ではない点の一つだ。

平凡を嫌った大学生の、「警備の手薄な図書館のスーパー貴重な本を自分達の手で盗み出す」という妄想は、

実に学生らしいアホな発想で、友達と計画を練る様子は友情や青春というキーワードがピッタリである。

計画準備にクライムムービーを参考にしたり、完全犯罪のやり方についてググったりと随分楽しげだ。

(それだけ杜撰な計画だったとも言えるが)

しかし、変に火が着いた学生の行動力とは怖いもので、

図書館の丁寧な青地図を完成させ、故買屋とアポイントメントを取り付け、

図書館司書をノックアウトする為にスタンガンを購入する…など、泥舟に泥を継ぎ足しながら妄想は現実へ向かっていく。

これだけ読むと、物語の中心である彼らの「青春」はとてもヒロイックなものに見える。

「何者」かになりたい気持ちは痛いほど分かる。

だが、ドキュメンタリー部分での回想・独白が、

これは「犯罪」であった、彼らは「犯罪者」でしかなかったと、僕たちの考え違いを都度打ち砕く。

彼らは「自分自身」を生きるべきだった。

止まらない実行計画と、後悔に満ちた目での語りの交錯は、真実を倒錯させ目眩を引き起こし続ける。

これほどの揺さぶりを受けた後、更に僕たちは真実とは何かを見つめ直す必要に迫られる。

それがどのような必要であるのかは是非その目で確認して頂きたい。   了

コメディみたいに描かれる強盗計画が徐々に綻びを見せ、現実の醜悪な犯罪であったと示す過程が、

非常に上手いと思いました。

本編とは関係ないですが、ポスタービジュアルが洒落ていて格好良いですね

(格好良いと評していいのか怪しいですが)。

エンドロールが長すぎないのも個人的に◎でした。

標的にされたジョン・ジェームズ・オーデュポンの「アメリカの鳥類」に描かれた鳥もかなり好きな画風でした。

どうにか見る方法がないか調べると、

なんと!5年くらい前に、日本国内にあるオリジナル版を高画素カメラで撮影し、

印刷し直した複製版が出版されていたようです!

400万円オーバーで…

それでは次回を御期待下さい。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

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