あまり通らない路地裏で

近所にラーメン屋ができていました。

ひっそりとした路地にぽつぽつとテナントが入っている建物があり、

「なんかラーメン屋あるな」とは思っていたのですが、これまで入店したことはありませんでした。

しかし、年末に家に遊びにきた兄に誘われその店へ行ってみることに。

塩ラーメンを看板とし、サブに醤油、変わり種枠に豆乳ラーメンがメニューされていました。

比較的シンプルなラインナップに好感が持てます(多いと迷って選べないからです)。

兄も私も特製・塩を注文、しばし待ちます。

店内BGMはラジオでもUSENでもなく店主チョイス？なのかtofubeatsがうるさくならない程度に流れています。

なんだかオシャレだなと思うと、

あんまりギトついていない店内の清潔感、暖簾のロゴや立て看板のデザイン性などにも気が付きます。

｢これは…オシャレ路線で売り出し中なんだな!」と分かった辺りでラーメン到着、

いただきます。

するする食べられる細麺xさっぱり塩味は、クセがなく食べやすさ抜群。

ズルズル啜るスピードが上がっていきます。

ところで私がラーメンで一番気にするのは味玉。

家では中々味わえないので味が濃ゆいほど嬉しいのですが…

不安の吹き飛ぶ濃厚さです。半熟を保ちつつギュッと濃い味に仕上げてきた腕に脱帽します。

チャーシューもしっかりと味が染みていてグッド。

海苔で緩急をつけつつ、あっという間にごちそうさまです。

お店を出た後は兄との感想戦です。

｢まぁ、まあまあだね。｣と私。

｢まぁ、悪くはなかったよな。｣と兄。

さっきまでのテンションはどうした!?と感じられるでしょう。

これは決して私たちが辛口兄弟というわけではありません。

この町にはラーメン屋自体が少なく、胸を張って美味いと言えるお店が昔からなかったのです。

それゆえ所謂｢普通に美味い｣と言える店の登場に驚き、

普通に美味い店への最大の賛辞として｢まあまあ｣と評したのです。

加えて、近さも価格も○なのできっと通うことになるでしょう。

次回は豆乳ラーメンをチェックしようと思います。

年末ラーメンレポはここまでとなります。

が、この路地の建物、つい最近カルチャー誌にピックされていた個人の本屋や、

SNS映えするクールなコーヒースタンドもあってなんだか活気付いているようです。

小さな路地の小洒落た活気、まだまだディグる余地がありそうなので機会があればご紹介します。それでは！

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